外食・カフェ・コンビニのカロリー比較年鑑

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外食チェーンのたんぱく質 横断調査

49チェーン8,011品の公式公開データを集計し、外食でたんぱく質がどれだけ摂れるか、カロリーの割に多いのはどの料理・チェーンかを調べました。

8,011集計した商品数
49チェーンの公式データ
11.9g1品あたり中央値
平均は16.3g
33.1%1品で20g以上
2,652品(30g以上は17.1%)
3.3g100kcalあたり中央値
カロリーあたりのたんぱく質
調査結果の要点
  • たんぱく質を公開している49チェーン8,011品の1品あたりのたんぱく質は、中央値11.9g、平均16.3gでした。
  • 1品で20g以上は33.1%(2,652品)、30g以上は17.1%(1,367品)。20gは女性の1日の推奨量(50g)の4割にあたります。
  • 料理別に1品あたりのたんぱく質(中央値)を見ると、定食・御膳(32.1g)、丼もの(28.0g)、パスタ(26.3g)が多めでした。100kcalあたりで見ると料理による差は2.7g〜4.2gと比較的小さく、1品で摂れる量の差は主にメニューの量の差です。
  • チェーン別ではいきなり!ステーキが100kcalあたり8.2gで最も高く、1品の中央値も39.2gでした。

調査の方法と母数

何を集計し、何を除外したかを先に示します。

集計対象8,011品
チェーン数49チェーン
カバー率41.4%
出典各チェーン公式サイト

データベースに収録した30,294品のうち、次の段階で8,011品に絞って集計しました。除外件数を明示するのは、母数の取り方で平均が大きく変わる集計だからです。

1. 市販食品メーカーの商品を10,930品除外しました。残る外食チェーン・コンビニの商品は19,364品です。

2. 飲料・酒類を3,663品除外しました。ラテやワインのカロリーは、食事の比較対象にならないためです。

3. トッピング・ソース・調味料単体、飲料や調味料の区分に入る商品を1,994品除外しました。単品で食べるメニューではないためです。

4. 複数人前・パーティ用・持ち帰りの大容量品・重量あたり表示の商品を525品除外しました。「2〜3人前」「8ピース」「1.5kg」「100gあたり」など、1人1食分でない表示のものです。

5. 販売地域や持ち帰り表記だけが違う同じ商品を523品まとめました。

6. 30kcal未満の商品を307品除外しました。薬味・調味料・ブラックコーヒーなどが該当します。

7. 公表されているたんぱく質・脂質・炭水化物から計算したカロリーが、表示カロリーと30%以上食い違う商品を15品除外しました。酒類の取りこぼしや、転記の誤りの可能性があるためです。

8. ここまでの12,337品から、チェーンがたんぱく質を公開していない商品を4,326品除外し、8,011品を集計しました。一部チェーンはカロリーのみを公開しており、元データ上は0gとして格納されています。これを0gのまま数えると、たんぱく質が少ない側が実態より多く見えます。

「100kcalあたりのたんぱく質」は、商品ごとに「たんぱく質÷カロリー×100」を計算し、その中央値を示しています。量の多いメニューを持つグループが有利にならない、カロリーの割にたんぱく質が摂れるかの指標です。

料理別は30品以上・3チェーン以上ある料理、チェーン別は20品以上のチェーンだけを載せています。料理別・区分別の表には個別のメニュー名を載せていません。自動分類なので、1件を名指しする用途には精度が足りないためです。

料理別:カロリーの割にたんぱく質が多い料理

商品名から料理を判定できた商品を、100kcalあたりのたんぱく質(中央値)が多い順に並べています。1品あたりの量は、たんぱく質(中央値)の列で比べられます。

料理件数100kcalあたりたんぱく質(中央値)平均カロリー(中央値)20g以上
ピザ204品
11チェーン
4.2g9.8g16.5g237kcal31.9%
寿司201品
4チェーン
4.2g4.3g5.1g97kcal2.0%
ハンバーガー247品
14チェーン
4.1g19.9g23.0g468kcal49.8%
ラーメン・中華麺205品
14チェーン
4.0g24.4g23.8g584kcal67.3%
パスタ348品
19チェーン
3.6g26.3g29.6g710kcal80.7%
サンドイッチ147品
19チェーン
3.6g11.8g12.8g313kcal7.5%
定食・御膳222品
12チェーン
3.6g32.1g33.7g922kcal87.8%
うどん・そば420品
15チェーン
3.5g18.2g18.9g523kcal40.2%
丼もの437品
19チェーン
3.4g28.0g28.9g778kcal76.2%
サラダ289品
27チェーン
3.4g6.8g9.1g178kcal8.7%
カレー241品
23チェーン
2.7g23.9g23.9g845kcal58.9%

1品あたりのたんぱく質の分布

集計した8,011品を、1品あたりのたんぱく質で区切りました。

1品あたりのたんぱく質商品数割合
0〜5g未満2,00825.1%
5〜10g未満1,59719.9%
10〜15g未満97112.1%
15〜20g未満7839.8%
20〜30g未満1,28516.0%
30〜40g未満81310.1%
40g以上5546.9%

弁当・朝食・デザートなどの区分別

商品名から料理を判定しにくいメニューを、各チェーンのメニュー区分で集計しました。区分の判定は自動分類で、境界の商品は前後します。

メニュー区分件数100kcalあたりたんぱく質(中央値)平均カロリー(中央値)20g以上
朝食188品
17チェーン
3.4g13.4g14.1g382kcal25.0%
弁当332品
6チェーン
3.4g19.4g21.9g616kcal47.3%
サイドメニュー360品
29チェーン
2.8g6.0g11.2g237kcal13.1%
キッズ104品
15チェーン
2.4g8.4g9.7g352kcal11.5%
デザート・パン810品
26チェーン
1.7g4.3g5.1g255kcal0.7%

チェーン別の差

20品以上を公開しているチェーンを、100kcalあたりのたんぱく質(中央値)が多い順に並べています。チェーン名のリンク先で、そのチェーンの高たんぱくメニューを一覧できます。

チェーン件数100kcalあたりたんぱく質(中央値)カロリー(中央値)20g以上30g以上
いきなり!ステーキ608.2g39.2g544kcal93.3%71.7%
やよい軒484.4g18.5g481kcal43.8%29.2%
ほっともっと654.4g12.3g292kcal35.4%18.5%
ピザハット3834.3g8.8g207kcal17.8%11.0%
びっくりドンキー2024.2g32.3g706kcal72.3%58.4%
かっぱ寿司3134.2g4.3g109kcal5.4%1.6%
マクドナルド604.1g17.5g409kcal43.3%13.3%
バーガーキング604.1g17.6g437kcal46.7%28.3%
モスバーガー1013.9g13.6g361kcal18.8%4.0%
なか卯3143.9g23.4g618kcal63.4%29.3%
大戸屋1763.8g24.6g675kcal56.8%39.8%
ジョイフル2303.7g25.1g613kcal61.3%37.0%
サブウェイ533.7g7.3g215kcal11.3%0.0%
ファミリーマート2533.7g10.2g252kcal11.1%0.8%
すき家2283.7g29.1g807kcal86.0%45.6%
リンガーハット1853.6g23.6g615kcal61.1%21.1%
ココス2893.6g22.7g575kcal54.0%28.4%
ビッグボーイ853.6g22.8g596kcal56.5%35.3%
幸楽苑593.6g24.4g677kcal55.9%35.6%
松のや1073.5g29.3g887kcal68.2%48.6%
ケンタッキーフライドチキン283.4g8.3g220kcal21.4%3.6%
吉野家853.4g24.8g718kcal65.9%28.2%
鎌倉パスタ3793.4g23.4g665kcal59.1%36.9%
デニーズ1673.3g14.7g460kcal36.5%17.4%
ジョリーパスタ1313.2g11.5g412kcal34.4%20.6%
ゼッテリア803.2g12.1g354kcal18.8%10.0%
丸亀製麺1003.1g17.1g534kcal35.0%13.0%
ローソン5273.0g7.7g230kcal10.2%2.3%
ロイヤルホスト1813.0g6.9g282kcal34.8%23.8%
キッチンオリジン2523.0g10.9g330kcal24.2%9.5%
松屋1723.0g20.6g713kcal53.5%22.1%
ドトール983.0g7.3g280kcal2.0%0.0%
フレッシュネスバーガー692.9g7.1g303kcal10.1%1.4%
はなまるうどん2862.9g21.1g764kcal52.1%30.1%
マイカリー食堂572.8g27.2g977kcal64.9%42.1%
カフェ・ベローチェ422.8g9.3g315kcal0.0%0.0%
セブンイレブン1,2192.8g7.4g266kcal12.6%2.0%
エクセルシオールカフェ552.8g6.2g271kcal5.5%0.0%
天丼てんや432.7g5.9g193kcal9.3%0.0%
CoCo壱番屋722.4g15.4g712kcal36.1%8.3%
ウェンディーズ・ファーストキッチン1022.0g11.7g463kcal32.4%18.6%
ファーストキッチン721.9g9.9g446kcal16.7%1.4%
サンマルクカフェ1081.9g6.0g323kcal3.7%0.0%
ミニストップ751.8g4.7g286kcal10.7%9.3%
タリーズ581.6g3.6g247kcal5.2%0.0%
スターバックス671.6g5.6g302kcal1.5%0.0%
サーティワン1131.2g2.0g154kcal0.9%0.0%
ミスタードーナツ891.1g2.8g234kcal0.0%0.0%

たんぱく質が多かったメニュー

1品あたりのたんぱく質が多い順です。1チェーン2品までにしています。量の多いメニュー(ステーキ450g・大盛など)が上位に来るため、カロリーと脂質を併記しています。

メニューチェーンたんぱく質女性の1日推奨量比100kcalあたりカロリー脂質
MEGAウェンディーズ 1品ウェンディーズ・ファーストキッチン197.4g395%7.6g2,614kcal217.4g
モンスターガリバーバーグディッシュ 1食びっくりドンキー158.4g317%4.9g3,211kcal149.9g
肉の盛合せデニーズ104.0g208%7.9g1,318kcal85.4g
グレートキング・イエティザ・ワンパウンダーバーガーキング99.3g199%5.9g1,692kcal124.0g
ブレードミートステーキ 450gいきなり!ステーキ96.3g193%9.2g1,044kcal74.4g
赤身!肩ロースステーキ 450gいきなり!ステーキ93.2g186%9.2g1,012kcal63.2g
≪信濃町店限定≫62 【大盛】黄身3個を使った”特濃カルボナーラ”鎌倉パスタ90.9g182%4.8g1,890kcal89.5g
≪信濃町店限定≫62(フィットチーネ)【大盛】黄身3個を使った”特濃カルボナーラ”鎌倉パスタ90.8g182%4.6g1,974kcal90.7g
ウェンディーズバーガーUSA (トリプル) 1品ウェンディーズ・ファーストキッチン87.2g174%7.0g1,254kcal99.5g
TO チリチーズグリルチキン弁当(400g) 1食ビッグボーイ86.9g174%5.9g1,482kcal83.8g
450g厚切りリブロインドステーキ(ガーリックペッパー・だし醤油)ロイヤルホスト86.0g172%5.6g1,528kcal118.9g
TO 単品チリチーズグリルチキン(400g) 1食ビッグボーイ80.7g161%7.0g1,158kcal80.4g
【盛盛】骨付旨辛チキンセブンイレブン79.4g159%8.9g889kcal48.0g
〈おかず増量〉鶏むね肉の大戸屋風チキン南蛮大戸屋77.2g154%4.9g1,589kcal83.3g
TOガリバーWチーズバーグディッシュ 1食びっくりドンキー76.7g153%5.4g1,418kcal72.1g

食事1品で、カロリーの割にたんぱく質が多いメニュー

400kcal以上・たんぱく質20g以上のメニューを、100kcalあたりのたんぱく質が多い順に並べています。1チェーン2品までです。

100kcalあたりのたんぱく質が多いメニュー(単品・おかず含む)

たんぱく質15g以上のメニューを、100kcalあたりのたんぱく質が多い順に並べています。主食を含まない単品やおかずが上位に来やすい指標です。1チェーン2品までです。

よくある質問

本調査のデータから答えられる範囲で回答します。

外食1品あたりのたんぱく質はどれくらい?

たんぱく質を公開している49チェーン8,011品(飲料・調味料・複数人前を除く)では、1品あたりの中央値は11.9g、平均は16.3gでした。サイドメニューやデザートも含む値です。

1食でたんぱく質20g以上とれる外食メニューの割合は?

集計した8,011品のうち33.1%(2,652品)が1品で20g以上、17.1%(1,367品)が30g以上でした。20gは女性の1日の推奨量(50g)の4割、男性(65g)の約3割にあたります。

たんぱく質が多いチェーンは?

20品以上を公開している48チェーンで比べると、1品あたりのたんぱく質(中央値)が多いのはいきなり!ステーキ(39.2g)、びっくりドンキー(32.3g)、松のや(29.3g)、100kcalあたりのたんぱく質(中央値)が多いのはいきなり!ステーキ(8.2g)、やよい軒(4.4g)、ほっともっと(4.4g)でした。前者は量の多いメニューを扱うチェーン、後者はカロリーの割にたんぱく質が摂れるチェーンが上位になります。

カロリーの割にたんぱく質が多い料理は?

商品名から料理を判定できた商品で100kcalあたりのたんぱく質(中央値)を比べると、ピザ(4.2g)、寿司(4.2g)、ハンバーガー(4.1g)が上位でした。ただし料理による差は2.7g〜4.2gと比較的小さめです。1品あたりの量では定食・御膳(32.1g)、丼もの(28.0g)、パスタ(26.3g)が多くなります。

ハンバーガーのたんぱく質は平均どれくらい?

商品名からハンバーガーと判定できた247品(14チェーン)では、たんぱく質の中央値は19.9g、平均は23.0g、49.8%が20g以上でした。単品の値で、セットのポテトやドリンクは含みません。

比較に使った基準

本ページで参照している推奨量です。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18〜64歳のたんぱく質の推奨量を男性65g/日、女性50g/日としています。推奨量は、その年齢・性別のほとんどの人が必要量を満たすと推定される1日あたりの量です。

いずれも1日あたりの数値です。本ページの「1品で20g以上」「女性の1日推奨量比」は、1食分の公表値をこの1日の推奨量と比べたものです。

この調査で分かること・分からないこと

数値の読み方の前提を明示します。

この調査が測っているのは、各チェーンが公式に公開している「1品あたりのたんぱく質」です。実際に摂る量は、サイズやセットの組み合わせ、食べ残しで変わります。

たんぱく質を公開していないチェーン(一部のファミリーレストラン・回転寿司など)は集計に含まれていません。含まれていないことは、そのチェーンのたんぱく質が多い/少ないことを意味しません。

1品の単位はチェーンごとに違います。ピザの多くは1切れ、寿司は1皿・1貫あたりの値です。「100kcalあたり」は単位の違いに左右されにくい指標ですが、1品あたりの量は単位の影響を受けます。

チェーン別の差は、主に扱っているメニューの種類(ステーキ・定食中心か、カフェのフードやスイーツ中心か)の差です。

たんぱく質は多ければよいというものではなく、必要な量は年齢・体格・活動量・健康状態によって異なります。腎臓の病気などで食事の制限がある方は、医師・管理栄養士の指示に従ってください。

出典・参考文献

カロリー・PFCバランス・推奨量の根拠とした公的機関データと、本記事の元データの取得元を明示しています。

  • GOV厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

    エネルギー必要量、たんぱく質・脂質・炭水化物のエネルギー産生栄養素バランス、食塩相当量の目標量などの根拠として参照しています。

    公式ページを確認する →
  • DATA文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

    一般食品の栄養成分との照合・補完に用いる公的データベースです。

    公式ページを確認する →